先日の続きです。
まず、大前提として
糸のフェイスリフトでは、糸をしっかり長い距離で入れないと意味がない、ということです。
糸を短く入れれば、腫れは少ないですが、良いのは直後だけで、すぐに効果が戻ってしまいます。
頭部だけに糸を留置する例が、まさにそれで、それでは持続的なリフトアップ効果は得られません。
糸をしっかりいれれば、腫れは増えてしまいますが
3つのことをすることで、これを劇的に減らすことができます。
一つは、局所麻酔剤の使い方です。
局所麻酔薬にはエピネフリンという血管収縮剤が混ざっているので、
これを最適に用いることで、内出血を最低限に抑え、腫れを減らすことが可能です。
もう一つは、血管走行を熟知した上でデザインし、、適切なルートで糸を留置することです。
最後は、術後の腫れ止めの内服薬です。
これは状況次第です。
今回のケースでは必要ないと判断したので、薬は飲んでません。
術前→術後翌日
30代の方でたるみは元より少ないのですが
法令線が薄くなり、フェイスラインもスッキリして
「昔の感じに戻った!」と喜んでいただいてます。
1週間程度でもっと引き締まってきます。